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2013.3.28  [健康雑誌 掲載内容のご紹介] MDフラクションはアメリカ補完医療が注目する成分

●がんの増殖や転移を抑え発がんそのものも防ぐ

「マイタケはがんの治療に用いられているキノコです。1985年、私たちの研究グループは【マイタケのエキス】(マイタケ抽出物)から「MDフラクション」という物質を取り出すことに成功しました。
動物実験により、MDフラクションには、がんの増殖や転移を抑えたり、発がんそのものを抑制する作用があることが分かりました。さらに抗がん剤と併用すると、がんの増殖を強く抑制させることも明らかにしました。
それから28年間(2013年時点)、私たちの研究室は、MDフラクションの研究を続けてきました。それらの研究成果は論文にまとめ、国際的な学会誌に掲載されました。
しかし現時点で日本でのMDフラクションの位置づけは「食品」で、がん治療に用いようという大きな動きはありません。
一方、MDフラクションをがん治療に取り入れたのはアメリカでした。最先端のがん専門病院であるニューヨークのスローンケタリング記念がん研究所が、2005年からMDフラクションを用いた乳がん患者さんの臨床試験を開始したのです。つまりアメリカでは、MD-フラクションが臨床薬として認められたことになります。
アメリカの臨床試験は3段階(フェーズ)あり、フェーズ1は毒性の有無を判定、フェーズ2は少数の患者さんによる臨床試験、次に大規模な臨床試験であるフェーズ3に進み、ここで有効と判定されれば薬として承認されます。
すでにフェーズ2まで終了しており、論文も発表されています。現在はフェーズ2の臨床試験を継続しつつ、フェーズ3への準備をしている段階だといわれています。臨床薬として使われるMDフラクションは、私たちの研究室で抽出、精製したものです。」



●2013年4月2日発売 「健康 2013年5月号」 神戸薬科大学名誉教授 難波宏彰博士談より抜粋
主婦の友インフォス情報社

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